特定小電力無線を利用した小規模プラントのデータ収集システム
分散型電源システム、冷凍空調設備のフィールド評価や監視、エネルギー需要調査ツールとして
機器の構成
1:AC電源モジュール | 計測端末や無線親機のモジュールに電源を供給します |
2:無線通信モジュール | 2.4GHzのSS無線を使用した無線通信モジュールです 屋外で見通し100m、屋内で見通し半径60m程度を目安にご使用下さい |
3:熱電対モジュール | 熱電対を使用して2チャンネルの温度計測が出来るモジュールです |
4:パルスモジュール | 流量などのパルスを2チャンネル計測出来るモジュールです |
5:計装モジュール | 60V以下のDC電圧、または、4~20mAの計装電流を2チャンネル計測出来るモジュールです |
6:マルチファンクションモジュール | 熱電対、直流電圧、直流電流、測温抵抗体をチャンネル毎に計測したい項目を設定する事が出来ます |
7:LANモジュール | 無線通信モジュールと組み合わせて、無線親機が受信したデータをLANで通信出来る様に変換します |
8:モジュールベース | モジュールを載せるベースです |
アプリケーション
1.屋外水処理施設や水処理装置のデータ計測
水処理装置のpHアナログ出力を計測して、無線で伝送します。
リアルタイムでpH値を遠隔で確認する事が出来る上、無線通信が途切れなければ警報設定に対してのアラームを出す事も出来ます。
記録データは計測端末の各モジュールが持つ512kBの内部メモリにバックアップされていますので、 無線通信が途切れてもデータを欠落させることなく計測する事が出来ます。
2.クリーンルーム内のデータ計測
クリーンルームのガラス窓を通して無線通信を行い、データを計測する事が出来ます。
無線は10mWと微弱な出力なため、他の機器へ影響を及ぼさない運用が可能です。
また、ノイズに強い通信方式を採用しているため、データが誤って伝送される事はありません。